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1  組 織

○ 所在地〒930-0018 富山市千歳町1−5−1 富山県教育記念館内
○ 設立昭和24年4月15日
○ 会員富山県小学校教員(ほぼ100%) 約3300人
 富山県小学校教育研究会(以下県小教研)は、昭和24年4月、富山県内各郡市区域における小学校教育研究活動の連絡・促進を図ることを目的に創立した自主研究団体であり、本年度、創立73周年を迎えます。豊かな人間性とたくましい実践力をもった新しい時代をつくり上げる子供を育てるため、専門職としての教師の資質と指導力の向上を目指すことを活動の基本方針としています。そして、「実践資料を持ち寄り子供の姿で語ろう」をモットーに、それぞれの研究部会において「授業実践」を基に「子供の姿」で語り合い授業改善に向けた継続的な取組を行っています。

 (1)  研究部会  (14部会)

すべての会員は、14の研究部会のいずれかに所属し、授業研究を中心とした研究活動を行っています。
国語科部会 社会科部会 算数科部会 理科部会 生活科・総合的な学習の時間部会
音楽科部会
図画工作科部会
家庭科部会
体育科部会
道徳部会
特別活動部会
特別支援教育部会
保健部会
外国語部会

(2)  研究ブロック  (7ブロック)

富山県を七つのブロックに分け、各ブロックごとに活発な小教研活動をしています。


 県小教研の正副会長、理事、監事、評議員、研究部長、学力調査部長、会報部長等の役員は、小学校校長により組織されています。
 各ブロックから理事、評議員が選出され、理事の中から正副会長が互選されます。また、会長より、推薦理事、監事、各部長が委嘱されます。

2 小教研活動

 県小教研では、①14研究部会を中心とした部会別研修会、②学力調査委員会を中心とした学力調査の実施・指導法改善、③会報委員会を中心とした会報発行の三つを柱として研究活動を行っています。また、研究活動の運営は、正副会長会で企画された提案を理事会において具体化し、評議員会の承認を得るという流れで、三つの役員会を機能させながら行っています。

 (1)   主な研究活動

① 部会別研修会
 14研究部会はA系統研究部会(7部会)・B系統研究部会(7部会)の二つのグループに分かれ、2年サイクルの研究を行っています。そして、A系統が研究初年度であればB系統を研究2年度となるように研究推進のサイクルをずらし、運営効果が高まるようにしています。それぞれの部会は、県小教研の研究主題を基に研究主題や研究仮説を立てるとともに、2年間の積み重ねができるような研究計画を立て、県教委担当指導主事の助言を受けながら主題解明に向けて研究を進めています。


 年間五つの研究大会と研究専門委員会を主な研修の場とし、研究を進めるに当たっては研究計画作成試案を作成して研究に向かう方向を共有しています。またその成果は研究紀要にまとめて全会員に配付しています。

部会協議会
部会協議会

② 学力調査
毎年4月に3年生以上の全児童を対象に、国語、社会、算数、理科の4教科(3年生は2教科)で学力調査を実施しており、昭和30年から始めた調査は、2022年度調査で68回目になります。6月に招集された学力調査委員会が、作問・反応票等作成(6月〜2月)、実施(4月)、データ分析(5月〜6月)、報告書作成・指導法改善に向けた提案(6月〜8月)を行います。また、平成26年度から、5・6年生の全児童を対象とした後期学力調査を毎年11月に実施しています。作問に当たっては、大学教授を招聘して講話をいただいたり、県教委指導主事の指導・助言を受けたりするなど外部講師を招いてよりよい作問・分析ができるよう努力しています。

学力調査報告書
学力調査報告書

③ 会報
 研究活動と広報活動の一体化を目指して、約8ページの会報を年間4回発行し、全会員はもとより、県教委・地教委、教育関係諸団体などに配付しています。
 会報では、研究活動の状況や各校・個人の取組の様子等をお知らせするとともに、講師を招聘して講演をいただいた要旨について紹介するなど、研究の一層の充実と発展、専門職としての教師の資質と指導力の向上を目指しています。

年5回発行の会報
年5回発行の会報

④ 教育研究論文等の募集
会員の地道な教育実践に基づいた、個人及びグループ研修としての自主研修を奨励し、顕彰するとともに広く全会員に知らせ、会員相互の教育研究についての資質向上の一翼を担うことを目的に教育研究論文等を募集しています。
 応募された教育研究論文等は、富山大学人間発達科学部、富山国際大学子ども育成学部、県教委、県総合教育センター、県小教研役員等による審査を経て優秀作品を表彰しています。また、教育研究論文等概要集を発行し各校に配付することで実践を広く知らせ、教員の資質向上につなげています。

最終審査の様子
最終審査の様子

⑤ 役員研修
研究活動がさらに充実、活性化していくようにと、年間約10回の正副会長会、5回の理事・部長会、理事・部長研修会をはじめとした役員研修を行い、県小教研活動の目標分析と具体化に努めています。
 11月に行われる理事・部長研修会では、小学校教育課程研究集会の成果や課題、後期学力調査の今後の見通し等について、熱心に協議が行われます。

理事・部長研修会
理事・部長研修会

(2)   主な研究大会 

主な研究大会 (令和4年度) 
 ・ 研究推進全体会(5月9日)
 ・ 部会別推進研修会(5月26日~6月15日)
 ・ 夏季研修会(7月26日~8月5日)
 ・ 小学校教育課程研究協議会(8月22日・24日)
 ・ 小学校教育課程研究集会(11月8日県西部・11月9日県東部)
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